基礎戦略

ポーカートーナメントをプレイするメリット・デメリット

本記事では、テキサス・ホールデムポーカーにおいてキャッシュ・リングゲームと比較した場合のトーナメントの利点と欠点を紹介します。

テキサス・ホールデムポーカーには様々なルールが存在し、大きくキャッシュゲームとトーナメントゲームに分かれています。 トーナメントでは、キャッシュゲームとは違ったスタイルでゲームを楽しむことができます。

トーナメントに関する記事は以下も参考にしてください↓

ポーカートーナメント攻略 トーナメントにおけるスターティングハンド早見表

トーナメントゲームのメリット

1.小額で大きな賞金を手に入れられる

トーナメントでは、多くの参加者が小額の参加費を支払い、上位のプレイヤーが賞金を手にするという形が一般的です。このような特徴からトーナメントゲームでは手頃な参加費で大きな賞金を手に入れることができる可能性があります。

例えばポーカー世界的大会であるワールドシリーズオブポーカー(World Series of Poker:通称WSOP)では、6~7万円の参加費で1億円以上の優勝賞金を得られるトーナメントもあります。(ちなみに、メインイベントは参加費1万ドルで優勝賞金800万ドル - 10億円以上!!)

勿論、6~7万円という参加費は普通の感覚からすると非常に高いですが、例えば1,000円程度の参加費で、優勝すると10万円、といったようなトーナメントも存在します。

2.エキサイティングなゲームが楽しめる

ポーカーはギャンブルではなく知的スポーツです。そんなポーカーのトーナメント大会において強敵と戦う緊張感・高揚感が得られることはトーナメントゲームの醍醐味でもあります。また、世界大会など大きな大会では多くのプレイヤーが集まりお祭り気分を味わうことができます。

通常のキャッシュリングでもドラマチックな戦いが繰り広げられることはありますが、トーナメントの最終局面には及びません。特に、大きなトーナメントでのバブルライン(入賞前後)のドキドキ感や、優勝者を決めるファイナルテーブルで戦っているときの緊張感はトーナメントならではです。

3.ポーカーの新たな楽しみ方を発見できる

トーナメントゲームでは、リングゲームとは違った戦略・思考が必要となります。テーブルストラクチャーや周囲のプレイヤーの状況など非常に多くの要素を考慮してアクションを決めていくことになります。

トーナメントではハンド数が限られてくるため運の要素が影響する部分も大きくなりますが、それを補って余りあるほどに、テクニックが介在する余地も大きいです。リングゲームメインでプレイしている人は、トーナメントゲームに参加することでポーカーの新たな側面を発見し、更に楽しむことができるようになるでしょう。

トーナメントゲームのデメリット

1.プレイに時間がかかる。拘束時間が読みにくい。

トーナメントゲームではキャッシュ・リングゲームのように、いつでも着席していつでも席を離れられるわけではありません。当然といえば当然ですが、トーナメントの開始時間は決まっていますしトーナメントに勝ち残った場合には長時間拘束される可能性があります。

そのため、本気でトーナメントをプレイする場合にはトーナメントの前後に予定を入れづらいというデメリットがあります。

2.賞金の分散が大きい

キャッシュリングゲームでは、直接チップのやり取りをして、得られたチップは自分のものになりますが、トーナメントでは基本的に入賞しなければ賞金はもらえません。敗退して賞金なしか、大きなリターンを得るか、ということで自ずと賞金額の分散は大きくなります。

先に紹介したような大きな世界大会では、ポーカーのトッププロでさえ、15%前後の入賞確率と言われています。トッププレイヤーでさえ、平均して10回の大会に出場して1.5回の入賞しかできないということからも、トーナメントで安定して稼ぐことの難しさが伺えます。

そのため、小額の参加費で参加できるとはいえ、手持ちの資金(バンクロール)が少ない場合には慎重に参加する大会を選びましょう。

バンクロール管理については以下の記事も参考にしてください↓

オススメはフリーロールと呼ばれる無料で参加できるトーナメントです。フリーロールは宣伝目的などで開催されるトーナメントで、参加費がかからないため初心者も気軽に参加することができます。

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