GGPokerのカジノゲームに「RUSSIAN POEKR」というものがあり、ちょっとやってみたら、奥が深いなと思ったので記事にしました。ルールや戦術を書いています。プレーする方は参考にしてみてください。
ルール
RUSSIA POKERの大きなゲームの流れは上図になります。
メインゲーム
チップを賭ける
ディーラーからカードが配られる前です。プレイヤーはANTEと書かれたエリアに賭けたい額のチップをおきます。
カードが配られる1
ディーラーに5枚のカードが配られ、1枚のカードがランダムでオープンにされます。
プレイヤーに5枚のカードが配られます。
プレイヤーは、この状態で4つのアクションのいずれかを選択します。
FOLD | ゲームを諦める。これまで出していたチップは失う。 | 「チップを賭ける」に戻ります。 |
BET | ANTEに払ったチップの倍額を支払い、ディーラーとの勝負に進みます。 | 「勝敗決定」に進みます。 |
BUY | ANTEと同じ額を支払い、もう1枚カードを引きます。(このチップは返ってこない。) | 「カードが配られる2」に進みます。 |
DRAW | ANTEと同じ額を支払い、自分のカードを1~5枚を捨て、新しいカードを引きます。(このチップは返ってこない。) | 「カードが配られる2」に進みます。 |
カードが配られる2
自分のカードが追加・交換になった状態で再度アクションを行います。
FOLD | ゲームを諦める。これまで出していたチップは失う。 | 「チップを賭ける」に戻ります。 |
BET | ANTEに払ったチップと倍額を支払い、ディーラーとの勝負に進みます。 | 「勝敗決定」に進みます。 |
勝敗決定
ディラーのカードがオープンになり、お互いのハンドの強さを比較します。ハンドが強い方が価値となります。
この時、判定に入る前に、ディラーのカードによってはさらにアクションが増えます。
<ディラーのハンドに役があるとき>
自動的にプレイヤーのハンドと勝利判定をします。至ってシンプルですね。ディーラーに勝っていれば、ANTEは戻ってきて、BET×役の倍数のチップを獲得できます。
<ディーラーのハンドに役がないとき>
ディーラーに1枚カードを追加で引かせるか、引かせないかをプレイヤーが決めます。それも、もし引かせる場合は、プレイヤーがANTEと同額を支払う必要があります。それも支払ったANTEは、先ほどのBUYやDRAWのように返金されません。
・カードを引かせた場合、ディーラーの一番強いカードと新しいカードが交換されハンドが確定します。(交換前と後で同じ数字の場合は、再度交換します。この時、追加のANTEは取られません。)
その後、ディーラーとハンドを比較し、勝っていれば、ANTEは戻ってきて、BET×役の倍数のチップを獲得できます。
・カードを引かせなかった場合、ディーラーのカードに関係なく、ANTEの2倍が戻ってきて、BETのチップも戻ってきます。
ディーラーハンド | ディーラーにカードを | 勝敗 |
役あり | ー | ディーラーに勝っていれば ANTE→手元に戻る BET×役の倍数のチップ獲得 |
役なし | 引かせる ※ANTE額支払い有(返金なし) |
ディーラーに勝っていれば ANTE→手元に戻る BET×役の倍数のチップ獲得 |
引かせない | ディーラーと勝負はせず ANTE→2倍になって戻る BET→手元に戻る |
役と倍数
役は以下の通りです。倍率はカジノにより異なりますが、おおむねこちらの内容です。
役名 | 内容 | 例 | 倍率 |
ハイカード(ブタ) | ペアなし カードが強い順で勝敗を決める |
A❤ Q❤ 9♦ 8♠ 2♦ | 2倍 |
AK | AとKを含んでいる マークは別でもOK |
A❤ K❤ 9♦ 8♠ 2♦ | 2倍 |
ワンペア | 同じ数字が1組 | A❤ A♦ 9♦ 8♠ 2♦ | 2倍 |
ツーペア | 同じ数字が2組 | A❤ A♦ 9♦ 2♠ 2♦ | 3倍 |
スリーカード (スリー・オブ・ア・カインド) |
同じ数字が3枚 | K♦ 9♦ 2♠ 2♦ 2♣ | 4倍 |
ストレート | 連即した5つの数字 マークは別でOK |
K♦ Q♦ J♠ T♦ 9♣ 5♦ 4♦ 3♠ 2♦ A♣ |
5倍 |
フラッシュ | 同じマークを5枚 | A❤ Q❤ 9❤ 8❤ 2❤ | 6倍 |
フルハウス | スリーカードとペア | A❤ A♦ A♣ 2♠ 2♦ | 8倍 |
フォーカード (フォー・オブ・ア・カインド) |
同じ数字が4枚 | A❤ A♦ A♣ A♠ 2♦ | 21倍 |
ストレートフラッシュ | 同じマークでストレート | K♦ Q♦ J♦ T♦ 9♦ | 51倍 |
ロイヤルフラッシュ | 同じマークでAKQJT | A♦ K♦ Q♦ J♦ T♦ | 101倍 |
特殊な内容
<インシュランス>
プレイヤーの役がスリーカード以上の時に、勝敗判定の前にオプションとして行うことができるアクションです。
簡単に言うと、ディーラーがもっと強い役を持っていた時のために、保険をかけることです。
インシュアランスは期待値がマイナスになる可能性が高いため、詳細な内容は割愛します。
<2つの役が同時に成立>
A❤ A♦ K♦ 8♠ 2♦
このようなハンドであれば、「AK」と「ワンペア」の2つの役を持っていることになります。この場合、2つの役の分だけ報酬を得ることができます。
しかし、以下の2つの条件を満たす必要があります。
①2つの役のうち、どちらかはディーラーに勝っている
②DRAWやBUYで手に入れたカードが1枚以上使われていること。
サイドゲーム
サイドゲームは至ってシンプルです。ちょっとしたおまけのようなゲームです
チップを賭ける
ディーラーからカードが配られる前です。プレイヤーはBONUSと書かれたエリアに賭けたい額のチップをおきます。
カードが配られる1
配られた5枚のカードで役ができていた場合は、BONUS×役の倍数のチップを受け取れます。何も役がなければ、BONUSは没収です。
役名 | 内容 | 例 | 倍率 |
スリーカード (スリー・オブ・ア・カインド) |
同じ数字が3枚 | K♦ 9♦ 2♠ 2♦ 2♣ | 6倍 |
ストレート | 連即した5つの数字 マークは別でOK |
K♦ Q♦ J♠ T♦ 9♣ 5♦ 4♦ 3♠ 2♦ A♣ |
51倍 |
フラッシュ | 同じマークを5枚 | A❤ Q❤ 9❤ 8❤ 2❤ | 101倍 |
フルハウス | スリーカードとペア | A❤ A♦ A♣ 2♠ 2♦ | 151倍 |
フォーカード (フォー・オブ・ア・カインド) |
同じ数字が4枚 | A❤ A♦ A♣ A♠ 2♦ | 251倍 |
ストレートフラッシュ | 同じマークでストレート | K♦ Q♦ J♦ T♦ 9♦ | 801倍 |
ロイヤルフラッシュ | 同じマークでAKQJT | A♦ K♦ Q♦ J♦ T♦ | 1501倍 |
戦略
最初に配られた5枚
この時、どういうハンドであれば、BUYやDRAWを行うか。どういうハンドであればfoldすべきかを記載します。
BUYした方がよい状況
・あと1枚でフラッシュが完成するとき、あと1枚でストレート(両面待ち)が完成するときは、BUY。
・ワンペアを持っているときは、BUY。
DRAWした方がよい状況
・あと2枚でストレートフラッシュか、ロイヤルフラッシュが完成する場合は、3枚のカードを残して、2枚のカードを交換。
・「A」「K」を持っていて、ペアがなく、フラッシュが見込めない状況であれば、「A」「K」を残して、3枚のカードを交換。
・自分がスリーカードを持ってて、かつディーラーの1枚のオープンカードがスリーカードと同じ数字でない場合は、スリーカードを残して、2枚のカードを交換。
・ワンペアを持っているときは、ペアを残して3枚のカードを交換。
・ディーラーの1枚のオープンカードが5以下で、自分が何も役がなく、Qを持っていた場合は、Qを残して、4枚のカードを交換。
BETした方がよい状況
最初の5枚で既に4カード以上の役ができている場合は、BETします。
FOLDした方がよい状況
上記で説明したカードでなければ、FOLDした方がよいです。
DRAW・BUYの後
最低でも「AK」かつ「Q」がある状態でなければ、その後BETはせずにFOLDした方が無難です。
ディーラーにカードを引かせるか
・自分のハンドの役がスリーカード以上で、相手がフラッシュやストレートになる可能性がなければ、カードを引かせるとよいでしょう。
まとめ
今回の記事では、RUSSIAN POEKRのルールと戦術について記載しました。結構、奥が深いですね。確率と戦術を駆使して楽しみましょう!