今回の記事では、GGPokerのスマートHUDについてご紹介します。内容が非常に長くなるので、前編と後編の2つの記事に分けます。この記事は後編です。
前編を読んでいない方は、以下をご覧下さい。
前編 簡易版
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GGPOKER(GGポーカー) のスマートHUDの見方(前編 簡易版)
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スマートHUDの「簡易版」と「詳細版」
スマートHUDには、大きく2種類あります。
簡易版:4つの指標を表示
詳細版:多数の指数を表示
今回の記事では詳細版について説明します。簡易版についてはこちらをご確認ください。
詳細版のスマートHUDは「自分しか見れない情報」です。なので、もちろん他プレイヤーも見ることはできません。
スマートHUD「詳細版」の見方
どのゲームでもいいのでテーブルについて、自分のアイコンをクリックします。
その後、「私のプロフィール」をクリックすると、詳細版のスマートHUDを見ることができます。
<ゆっくり見たい人向け>
テーブルに座りながらだと、アクションの度に画面を切り替えるのが面倒ですね。以下の手順を踏めばゆっくりスマートHUDを見ることができます。
1.テーブルに座り、スマートHUDを表示
2.画面をテーブルに戻し、ゲームを閉じる
3.スマートHUDの画面が残るのでゆっくり見ることができる
スマートHUD「詳細版」の概要
上図がスマートHUD「詳細版」の画面です。3つポイントがあります。
①ゲームごとの集計
当たり前ですが、ゲームごとにハンドが集計されています。右上のタブをクリックしてゲームの種類を変えることができます。
②過去数年分のハンドが対象
ここはどこにも書いてなかったのですが、おそらく過去数年分のハンド履歴が対象になっていると思います。ハンドを振り返ることができるPokerCraftでは8年くらい前のゲームまで遡って見ることができます。それくらい過去のハンドが対象になっています。
③スマートHUD「簡易版」の内容も過去数年分のデータ
画面の右上に4つの指標があります。(スマートHUD 簡易版と呼んでいます)
ここの情報もテーブルに座ってからの情報ではなく、過去分のデータを集計したものになっています。
各指標の紹介
ここからは、各指標を説明します。上図のように3つのグループに分けて説明します。
①スマートHUD 簡易版と同じ
値(%)は過去分のものですが、指標の意味はスマートHUD 簡易版と同じです。繰り返しになりますが以下の記事をご覧ください。
前編 簡易版
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GGPOKER(GGポーカー) のスマートHUDの見方(前編 簡易版)
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②フロップ/ターン
指標を見ていく上で「CB(コンティニエーションベット)」を知っておきましょう。定義は、「前のラウンドで一番アクティブだった人が、そのラウンドでベットすること」です。例を見ながら、CBを説明します。
例1
(プリフロップ)
・BTNまでフォールド
・BTNがレイズ
・SBがフォールド、BBがコール
(フロップ)
・BBがチェック
・BTNがベット ←これがCB
例2
(プリフロップ)
・BTNまでフォールド
・BTNがレイズ
・SBがフォールド、BBがコール
(フロップ)
・BBがベット
・BTNがコール
(ターン)
・BBがベット ←これがCB
ここからは指標の説明です。
<CB>
CBを打てる状況でCBを打った割合です。
【対象のハンド】
・前述の通り、自分が前のラウンドで一番アクティブだった
【CBとなるアクション】
・上記の状態で「ベット」を行った場合
<FCB/CCB/RCB>
CBを打たれた状況で「フォールド」「コール」「レイズ」を行った割合です。
【対象のハンド】
・前述の通り、自分以外のプレイヤーが前のラウンドで一番アクティブだった
・そのプレイヤーが「ベット」した
【FCB/CCB/RCBとなるアクション】
・上記の状態で「フォールド」「コール」「レイズ」を行った場合
③リバー
<WT (WTSD = Went to Showdown)>
フロップまで進んだ後、ショーダウンまで行った割合です。
【対象のハンド】
・フロップ/ターン/リバー/ショーダウンまでプレーしたハンド
【ショーダウン数】
・リバーの後のショーダダウン、フロップ以降のオールインによるショーダウン
つまり、「 WT = ショーダウン数/ 対象のハンド数」です。
WT単独では分析は難しいかもしれません。自分がどれくらいの頻度でフロップ以降にショーダウンまでいっているかを把握しましょう。
<WSD (WMSD = Won Money at Showdown)>
ショーダウンまで行ったときにポットを取った割合です。
【対象のハンド】
・ショーダウンにいったハンド
【ポットを取る】
・ポットを取ったハンドです。All-InでRun It Twiceを行った場合は、1つ目のハンドが対象。チョップだった場合も対象。
つまり、「 WSD = ポットを取った回数/ ショーダウン数」です。
WSDが高いと”ブラフキャッチを頻繁に行って、かつ失敗率が高い"と分析することができます。また、前述のWTを合わせて分析すると、WTが高い/WSDが低いと"フロップ以降に無理について行き過ぎている"と分析できます。諦めてフォールドすることも検討しましょう。
<TAF (Total Aggression Frequency)>
プレイヤーが「ベット」「レイズ」する頻度です。
【対象の数】
・各ハンドのラウンドの数
(例 1ハンドで、プリフロップ、フロップ、ターンをプレーした場合は、3になります。)
【「ベット」「レイズ」の数】
・各ハンドのラウンドでの「ベット」「レイズ」の数
(例1 プリフロップ:「コール」、フロップ:「チェック」→「レイズ」の場合は、1になります。)
(例2 プリフロップ:「ベット」→「レイズ」→「フォールド」の場合は、1になります。)
つまり、「 TAF = 「ベット」「レイズ」の数/ 対象の数」です。
スマートHUD ゲームごとの表示
スマートHUDの下半分はゲームごとによって表示が変わります。PokerCraftと同じ分類です。こちらは、画像を使って簡単に解説します。
<ホールデム>
直近3カ月のベスト/ワースト 3ハンド
<PLO>
直近3カ月のベスト/ワースト 3ハンド
<PLO-5>
直近3カ月のベスト/ワースト 3ハンド
<ショートデック>
直近3カ月のベスト/ワースト 3ハンド
<R&C ホールデム>
直近3カ月のベスト/ワースト 3ハンド
<R&C PLO>
直近3カ月のベスト/ワースト 3ハンド
<AoF ホールデム>
オールイン時のハンド種類と割合
<R&C PLO>
オールイン時の役と割合
<Spin $ Gold>
賞金や勝率の情報
<ミステリーバトルロイヤル>
賞金や勝率の情報
<トーナメント>
直近5トーナメントの成績と賞金
・GGPokerJapanが開催するトーナメントは含まれないようです。
・Flip & Goはトーナメントに含まれる。
まとめ
今回の記事ではGGPokerのスマートHUDについて紹介しました。自分の傾向を分析する上では非常に重要ですね。是非活用しましょう!
★GGポーカーについて以下の記事にまとめています。