本記事ではスターティングハンドのランキングを紹介します。
スターティングハンドのランク表
1.ポケットエーシズ - AA
AA(ポケットエーシーズ)はテキサスホールデム・ポーカーで最も強力なスターティングハンドです。ヘッズアップであればランダムハンド相手に85.3%の勝率をもつ文句なしのモンスターハンドでフロップでAが落ちることも怖くないため、全てのストリートで快適にプレイすることができる可能性が高いハンドです。
その強さから、しばしばオープンリンプなどのトリッキーなプレイでも利益をあげることができるハンドですが、ポットに参加する人数が増えるにつれて勝率は下がり、9人テーブルで全員がポットに参加する場合のAAの勝率は31%しかありません。平均して221ハンドに1回配られるこのプレミアムハンドでは、プリフロップからしっかりとレイズしていくことが定石でしょう。
2.ポケットキングス - KK
KK(ポケットキングス)はAAを除くと、最強のハンドであり、プリフロップでオールインすることができる数少ないハンドの一つです。KKを持ったあなたを悩ませるボードはそれほど多くはありません。
フロップでAが落ちた場合には難しい判断を迫られることになりますが、その確率は18%しかありません。残りの82%のフロップではトップペア以上のハンドを持って快適にプレイすることができます。
3.ポケットクイーンズ - QQ
QQ(ポケットクイーンズ)は全てのスターティングハンドの中で3番めに強いハンドでランダムハンドに対する勝率はほぼ80%です。QQがドミネイトされるハンドはAA,KKしかありません。AKと対戦する場合には、コインフリップ(50%近い勝率)となります。
QQをプレイしづらくさせるカードであるA,Kがフロップで登場する確率は約35%です。これはなんとも微妙な数字ですが全てのフロップの組み合わせのうち2/3のフロップではQQを快適にプレイできるということになります。これは依然として高い数字です。
4.スーテッドエースキング - AKs
AKs(スーテッド・エース・キング)はポケットペアを除く最高のハンドです。35%のフロップでトップペア・トップキッカー以上のハンドをメイドすることができます。プリフロップではかなり強くプレイすることが可能で、プレイヤーによってはAKsを4Betオールインするという人もいます。
エースとキングがブロッカーとなりドミネイトされるAA,KKのコンボ数を減らすことができますし、上位ハンドであるQQにコールされても45-6%程度の勝率で勝負をすることができます。しかし、A,Kの無いフロップでは途端にただのエースハイになってしまう諸刃の剣です。
5.ポケットジャックス - JJ
JJ(ポケットジャックス)は取り扱いの難しいハンドと言われています。JJは非常に強力なスターティングハンドですが、およそ半分以上のフロップではQ,K,Aが落ちることを考えるとあまりに強くプレイしすぎることはチップを大きく失う危険性を伴います。
ショウダウンバリューもあり、下のポケットに対しての優位性も高いハンドですのでポジションのある所からアグレッションを持ってポットをコントロールしていくことがお勧めです。
6.ポケットテンズ - TT
TT(ポケットテンズ)は十分な強さを持つスターティングハンドです。フロップ以降でトップペアでい続けることは少なく、常に強気で攻め続けられるハンドではありませんが、依然としてショウダウンバリューの高い強力なハンドです。
テンズはプリフロップでフォールドするには惜しすぎるハンドですが、あなたのアクションの前に激しい打ち合いがある場合には大人しくしておいたほうが無難です。フロップ以降で大きくなったポットに、不安を抱えながら難しいプレイをすることはおすすめできません。
7.エースキングオフスート - AKo
AKo(エース・キング・オフスート)はラランダムハンドに対して65%の勝率を持つ強力なハンドで、ほぼどんなポジションからもオープンレイズしていくことが可能なハンドです。この強力なハンドが配られる確率は1.2%(約80ハンドに1回。AKsを含む)です。
AKoはフラッシュボードにヒットする確率はAKsより低いものの、プリフロップでは依然としてとても強力なハンドであり、AKsと同じようにプレイすることが可能です。勿論、フロップ以降でA,Kが無いボードの場合は慎重にプレイが必要なことは言うまでもありません。
8.スーテッドエースクイーン - AQs
AQs(スーテッド・エース・クイーン)はスターティングハンドの中でも強力なハンドでありランダムハンドに対して66%の勝率があります。AKにはドミネイトされているためフロップにAが落ちた場合には警戒が必要です。フロップをミスした場合には素直に撤退する勇気が必要です。
9.スーテッドエースジャック - AJs
AJs(スーテッド・エース・ジャック)はそこそこの強さのハンドで、かなり多くの状況でオープンレイズしていくことが可能なハンドです。AJsはフラッシュやストレートを作って上位のハンドから多くのチップを奪うことができるチャンスがありますが、一方でAQやAK相手にAヒットでペイオフしてしまう危険もあります。
ポジションがない場合には特に慎重にプレイすることをオススメします。
10.キングクイーン - KQs
KQs(スーテッド・キング・クイーン)はA一枚にも負けてしまう可能性がある反面、ストレートとフラッシュをメイドする可能性もある万能戦士です。決して悪いハンドではありませんが、プリフロップでの激しい打ち合いには言うまでもなく、アーリーポジションからはオープンレイズすることも難しい局面が多いです。
実際にはKヒットでポットを勝ち取ることができることも多いですが、殆どの状況でより強力なハンドの影を警戒しながらプレイすることになるため、ポジションがない場合は素直に降りることは難しく無いハンドです。