リングゲームでも、トーナメントでも、ハンドをフォールドしたときは次のハンドが配られるまでは暇です。やることがありません。このとき何をして待っていればいいかについて考察します。
Enjoy編
勝ちに拘らず、有意義に時間を過ごすことに重点を置いているプレイヤーにお勧めの内容です。
テーブルにいるプレイヤーと話す。
もちろん、「先ほどのプレーはこうすべき。」というような話は良い印象を持ってもらえないので避けましょう。「どこから来たの?」という普通の会話から「この辺に美味しいレストランはある?」と言った話で盛り上がるのも良いでしょう。海外カジノであれば、「どこの国から来たの?」から「昔、あなたの国に行ったことがあるよ。」と言った話は定番です。海外カジノで日本人を見つけると少し嬉しくなりますよね。テーブルで友達を見つけるのも一つの楽しみです。
<注意>
海外カジノでは、プレーに関係ない話であっても、共通言語での会話を求められることがあります。そうなると、英語しかないです。英会話の練習と思って、他のプレイヤーに話しかけるのもありですね。
映画を見る
海外カジノでも、日本のアミューズメントカジノでも、無料のwifiが飛んでいる場所が多数です。ハンドを降りた後は、映画を見るのもありですね。特にリングゲームでは、良いハンドのときだけ参加して、それ以外はずっと動画を見ている人も多数います。iPadやスマホのバッテリーが持つ限り見続けられますね。場所によっては、コンセントも提供されているので無限に見続けることができます。
<注意>
プレー中に電子デバイスをテーブルの上に置くことを禁止していることが多いです。一度「参加する」と決めたときは、一時停止にして、ハンドに集中しましょう。
また、プリフロップで自分のアクションが回ってきているのに、動画に夢中で他のプレイヤーを待たせている人をよく見かけます。こういったマナー違反には注意しましょう。
チップシャッフル
手持ち無沙汰を解消するために、自分のチップでシップシャッフルをずっとしている人がいます。「チップシャッフルのうまさ=ポーカーのうまさ」ではないと思いますが、チップシャッフルがうまい人は、「相当ポーカーやっているんだろうな。」と想像してしまいます。チップシャッフルもオーソドックスな内容から、非常に難しい内容までいろいろあるようです。
ガチ編
「フォールドしているときこそ、情報収集する。」という勝ちに貪欲なプレイヤーには以下の内容がお勧めです。
相手のテルを探す
別の記事でも記載しましたが、勝率を上げるために、他のプレイヤーのテルを探すことも重要です。"ベットサイズ"や"ハンドの確認方法"など観察を続ければ、様々な情報を得るをことができます。特に、ルースなプレイヤーは多くのハンドでゲームに参加する傾向にあるので、テルが出るタイミングも必然的に多くなります。こういったプレイヤーを良く観察することも重要です。
音楽を聴く
これをEnjoy編でなく、ガチ編に入れたのは理由があります。自分がティルトしたときや、焦っていると感じるときに、自分を落ち着かせるために音楽を聴くことも有効です。自ら聴覚を遮っているので、「音」に関する情報を入手しずらくなるデメリットはあります。大きくチップを減らした後に、ハンドをフォールドしたら、聴きなれた音楽が聴いてリフレッシュすることも価値への一歩です。また、常に音楽を聴いているプレイヤーもいるようです。きっと、平常心を保ち続けるために、音楽を聴いているのだと思われます。
ブラインドタイマーを見る
これはトーナメントに限った話です。「現在、何人のプレイヤーが残っていて、平均チップ数はどれくらいか。」「自分は全体の中でどのあたりにいるのか。」「次のブラインドアップまで何分あるのか。」「次のブラインドの額はいくらか。」と言った情報を細かく入手することも重要です。トーナメントの後半はブラインドの比率も上がってくるので、「ブラインドが上がってから自分がBBになる」のと、「自分のBBが終わってからブラインドが上がる」のでは大きな差があります。
他のプレイヤーのスタック量を確認する
「このプレイヤーはビックスタックを持っているから、やりあうと飛ばされてしまう。」とか、「このプレイヤーはショートだから、オールインを入れてくる可能性がある。」と言ったことを事前に確認しておくことは重要です。リングとトーナメントでその要素は変わってきますが、基本的な考え方は変わりません。相手のスタック量によって、オッズの計算が変わってくることもあるので、正確なスタック量の把握は重要です。
特に、トーナメントのKOでは、相手を飛ばしてなんぼですから、"自分よりスタックが多いか、少ないか"を把握することは忘れないで起きましょう
アクションプランを考える
トーナメントであれば「この状況になったら、こうする。」と言ったことを、リングであれば「このプレイヤーがこのアクションを取ったら、こうする。」と言ったことを考えます。事前にアクションを決めておくことが良いとは思いません。しかし、現状を把握した上で、状況に合わせた最善解を考えておくことは重要です。現状を把握するということが前提になります。