戦略(知識)

CSI(Chip Status Index)

ここでは、トーナメントの終盤で必要となるCSIという知識について説明します。ポーカーの世界では、こういった知識が勝負を左右することがよくあります。トーナメントに出る前に必ず覚えておきましょう。

CSIとは

CSIとは、Chip Status Indexを略した内容になります。M値と呼ばれることもあります。トーナメントにおいて、ブラインドが回ってくる中で、後何週まで生き残ることができるかを表しています。トーナメントでは、スタックが小さくなってくると、必ずどこかでオールインを打ち込まなければいけないときが来ます。誰だって、最後のオールインは勝ち目があるハンドで実施したいはずです。しかし、勝ち目があるハンドを待っている間に、ブラインドとアンティでスタックが削られてしまい、少額のチップで勝負にならなかったということもあるでしょう。そういった状況を生まないための考え方になります。

トーナメントの終盤での基本的な考え方

さて、CSIの値に触れる前に、トーナメント終盤での基本的な考え方について記載します。トーナメントの終盤では、ブラインドが上がり、アンティの額も大きくなっています。そのため、プリフロップでポットを取ること(スティールすること)が非常に重要になってきます。"プッシュ or フォールド"と呼ばれるように、誰かがオールインを入れて、それにコールするか全員がフォールドするかという状態が続きます。トーナメントの終盤まで来ているので、一回の判断ミスが大きな損失を招くことになるので、皆が慎重になる場面と言えます。

ここで重要になってくるのは「スタック量」です。あなたがBBポジションで18BBあって、ボタンの3BBしかスタックを持っていないプレイヤーがオールインしてきたときに、あなたはどう思うでしょうか?きっと「相手は3BBあるから、仮に負けても15BBは残る。アンティとSBのチップを考慮すれば、相手のハンドがXX(予想したハンド)であっても、オッズに合うだろう。」と考え、コールするでしょう。
反対に、自分よりもスタックが大きいプレイヤーのオールインには、「負ければここでゲーム終了となる。インマネを考えるとここは我慢だ。」と考えてフォールドするかもしれません。
このように「相手」と「自分」のスタックがプレーに大きく影響してきます。トーナメントの終盤では"相手にプレッシャーを与えられる量のチップを保有しておかなくてはいけない"ということがあります。

計算式

ここからCSIについて見ていきます。Indexと言われるだけあって、CSIには計算式が存在します。
以下になります。

自分のスタック ÷ カードが配られる前の場に出ているチップ(※)
※ SB + BB + (テーブル人数 × アンティ)

例)
8人テーブルで、SB/BB=3000/6000、アンティ= 300だとします。
あなたのスタックは、60000だとします。

この場合、CSI = 60000 ÷(3000 + 6000 × (8 × 300))=5.26

この5.26はということを表しています。

CSIが表す意味

CSIとして算出された値は、 「このまま何もせずに降りていると、X周後に自然死する」 ということを表しています。上記の5.26を使うのであれば、「何もしなければ、5.2周後に自然死してしまう。」ということを意味しています。
つまり、この値は「トーナメントでどんどんブラインドが上がる中、"いつ勝負に出るか"、"どれくらい焦るべきか"」を表しています。
以下からCSIの値がどれくらいの時は、おおよそどういった行動をすべきかということについて見ていきます。

20以上

CSIが20以上であれば、まだ焦る必要はありません。自分のプレイスタイルに則って、プレーを続けていれば問題ありません。あなたよりもチップを持っていないプレイヤーがテーブルに複数人いるときは、安心して戦うことができます。あなたよりもチップを多く持っているプレイヤーにだけは要注意です。一発で飛ばされてしまう可能性があるからです。

19~13

そろそろアグレッシブになることを意識しなくてはいけない段階と言えます。スーテッドコネクターやミドルポケットなど投機的なハンドでもしっかりレイズを入れていく必要があります。なので、仮にポジションが良かったとしても、コールだと厳しい状況になる可能性もあります。また、2ベットのレイズに対して3ベットでリレイズができるのは、この段階までと言えます。「20を切ったら危ない。」というマインドを持って、うまく立ち回りましょう。

12~7

アグレッシブにならざるを得ない段階と言えます。基本的にコールの選択肢はありません。レイズもしくは、オールインになります。自分のレイズ額に対して、相手が3ベットのリレイズを返してくる可能性も高くなります。その場合、微妙なハンドでしぶしぶコールという状況をさけなくてはいけません。レイズ額を調整して、自分がコミットに追いやられないように考慮する必要もあります。

6~4

非常に厳しい状態です。とくに、アリーポジションやUTGのポジションでは、積極的に攻める必要があります。数ハンド後にはBBが来てしまうからです。BBが来たタイミングでチップが少ないとプレッシャーをかけることもできず、誰かのレイズにコールするしかない状態になってしまいます。スティールを狙って積極的に攻めましょう。一方で、レイトポジションであれば明らかに勝てないハンド(7,2)の場合は、潔く諦めハンドが良いときに攻めることを考えましょう。数ハンドはアンティだけでカードが配られるからです。厳しい状況であることは間違えないので、基本的に自分までフォールドで回ってきたらオールインを入れる覚悟をしなくてはいけない状態です。

3~0

ここまで来たらもう終わりと言えます。逆に言うとこの状況に来る手前で勝負をしかけなくてはいけません。もちろん、同等のスタックの相手をオールイン勝負になり、少しだけ残ったということはあるでしょう。この状態になったらオールインしかありません。また、このステージになると複数プレイヤーがコールしている状態も望ましいと言えます。仮にスーテッドコネクターが絶妙に絡んでフラッシュができた場合に、一気にスタックを増やすことができるからです。

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