戦略(知識)

ヘッズアップ

ポーカーにて、1対1で戦うことをヘッズアップ(HU)と言います。これはトーナメントで2人残った状態のことも指していますし、フロップ以降のラウンドに2人で進むときの状態も指しています。

トーナメントでのヘッズアップの流れ

トーナメントで最後の2人になったときは、プリフロップからヘッズアップの状態になります。 下の図を見ながら説明していきましょう。

カードを配る順番

カードを配る順番は「BTNが最後に配られる」というルールに則ります。そのため、上の図だとPlayer1(BB)からカードが配られることになります。3人以上のテーブルでは「SBからカードが配られる」という意識があるため、困惑してしまいそうですね。

アクションの順番

アクションの順番は、Player2(SB)からになります。これは、既にBBを支払っているPlayer1にオプション権利があるためです。プリフロップ以降は、「ボタンが最後にアクションする」というルールに則り、Player1(BB)からアクションを行うことになります。

トーナメントでのヘッズアップの戦略

トーナメントで2名に残るということは、これまで長く戦ってきて、優勝まであと一息という状態まで来ています。しかし、最後のヘッズアップはそれまでの複数人でのゲームとは全く異なるゲームになります。トーナメントでの優勝を狙うのであれば、ヘッズアップの練習は必須となります。

ハンドについて

タイトなプレイヤーであれば、「良いハンドが来た時だけ勝負をする」という戦略を取っているでしょう。しかし、ヘッズアップのときにタイトになりすぎるのはよくありません。1ハンドごとに必ずSB or BBを支払っています。また、トーナメントの終盤では、ブラインドも上がってきているのでSB/BBの額も大きくなっています。なので、通常とは異なるレベルで参加するハンドを決めなくてはいけません。
では、どういったハンドが望ましいのか。それは、「より大きな数字を持っていること。(片方であっても)」と「ポケットペア」です。自分を除けば、テーブルでカードが配られているプレイヤーはあと1人しかいません。プリフロップ時点、そのプレイヤーに勝っている可能性を考えましょう。

さて、このハンドが配られたとき皆さんはどう考えるでしょうか?
「Kを持っていたしても、キッカーが弱いし、オフスートだからフォールド」と考える人もいると思います。確かに、9人テーブルでUTGやアーリーポジションであれば、フォールドすべきハンドと言えます。しかし、ヘッズアップの場合だとKは非常に強いハンドと言えます。この場合、相手がポケットでなくK未満のカード2枚であれば、プリフロップ時点ではK,3オフの方が勝率が高くなります。
また、ポケットペアであれば相手がオーバーポケットペアを持っていない限りは、こちらのハンドの方が強いと考えて間違えありません。

ハンドの価値について

ヘッズアップの場合は、マルチプレイヤーでフロップを見に行くことはありません。必ず2人で見に行くことになります。そのため、投機的なハンドの価値は下がります。スーテッドコネクターを好きなプレイヤーは多いと思いますが、ヘッズアップにおいては価値が下がってしまいます。上述した通り、数字が多きいカードを持っているか、ポケットペアの方が強力なハンドと言えます。スーテッドコネクターでの戦いに慣れているプレイヤーもヘッズアップのときは、上記を意識しましょう。

戦略について

基本的にはアグレッシブであることが求められます。それはブラインドが上がってくるため、1回のハンドで動くチップの量が大きくなるためです。もちろん、プリフロップでポットを奪うことも非常に重要です。「J以上のハンドが入っていればレイズする」という格言もあるようです。
また、アクションを散らすことも重要です。自分のハンドとアクションが毎回一緒であれば相手に読まれてしまいます。「せっかく、QQが来たのにあっさり降りられてしまった。」という状況を回避するためにも、アクションを散らせましょう。例えば、「7,2オフスートであってもレイズする。」や「10ハンドに1回はオールインを入れる」という内容です。もちろん失敗すれば一気にチップを失い、2位で終わることもあるでしょう。しかし、相手を出し抜かない限り1位はありません。そういう意味でもヘッズアップは経験がものを言うゲームになります。

リングゲームでのヘッズアップについて

リングゲームでヘッズアップになるということは、フロップ以降のラウンドを2人で見に行っているという状態になります。

リングゲームではヘッズアップで次のラウンドへ

「強いカードを持ってレイズする、投機的なハンドでレイズする」を行うのであれば、可能な限りヘッズアップにてフロップを見に行くことが定石となります。また、このときアグレッションを取って、かつ良いポジションでフロップを見に行くことがなお良いと言われています。ヘッズアップであれば、相手をフォールドさせればポットを奪うことができるためです。CB(コンティニュエーションベット)という戦略はまさにヘッズアップが前提となっている戦略と言えます。

投機的なハンドはマルチプレイヤーで次のラウンドへ

上記とは逆の考え方になります。スーテッドコネクターやミドルポケットペアは、フロップでうまく絡むと強力な役を作ることができます。しかし、そのときに相手にも良いハンドが入っていないと多くのチップを奪うことができません。

フロップがこのボードであなたが3のポケットペアを持っていたとします。このとき、AA、KK以外には勝っています。ヘッズアップで相手がTTのようなハンドであれば、あなたがベットしたらTTを持ったプレイヤーはフォールドするかもしれません。チェックで回したとしても、オーバーカードが2枚落ちているので打ってくることはなさそうです。一方で複数プレイヤーでフロップを見に行った時に、誰かがAを持っていたとします。この状況であれば、あなたがベットをしてもAを持ったプレイヤーはコールしてくれるでしょう。

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