ここでは、筆者の修羅男がうまくリーディングできたときの経験を記載します。読者の皆様も相手を読む際に活用してください。
※注意 修羅男のプレーがセオリーと異なっていたり、下手なプレーをしていることが多々ありますが、そこはご愛敬ということで見逃してください。
相手のブラフを見抜いたリーディング
修羅男のナイスリーディング その1で記載したトーナメントのday2の話です。
観察
同じテーブルに座っている中年のちょいデブさんがターゲットです。テーブル着席して40分後くらいに、あるプレイヤーとちょいデブさんが3bet→4bet→ALL INとやりあうシーンがありました。ALL INを入れたのはちょいデブさんです。相手プレイヤーはフォールドしました。ちょいデブさんの横に座っていた人がちょいデブさんに向けて「AAだったんじゃないんですか?手が震えていましたよ。」と言っていました。
━━━━(゚∀゚)━━━━!!
修羅男:「来たー!身体的なテルが出やすいプレイヤーは読みやすい。ちょいデブさんがターゲットや。」
観察すると、ちょいデブさんは「ポジションあるところでコールしフローティングすること。」「オリジナルレイザーでは、ダブルバレルまで打つこと。」が多いことが分かりました。教科書通りに実施しているように見えました。
試す
ちょいデブさんの行動が分かりそうなポイントを見つけたので、修羅男は二つのハンドを試すことにしました。
ケース1
ちょいデブさん:MPからレイズ3BB
修羅男:ボタンからAQスート(♢)でコール
その他のプレイヤーはフォールド
<フロップ>
ちょいでぶさん:5BBベット
修羅男:コール
<ターン>
ちょいでぶさん:13BBベット ←ここである身体的なテルが見えました!
修羅男:「このテルを試す価値あり。フラドロついてるし、レイズしてもいいがここはコール止めにしよう。」
修羅男:コール
<リバー>
ちょいでぶさん:チェック
修羅男:チェック
<ショーダウン>
ちょいでぶさん:KQスート(♡)
ケース2
修羅男:MPから77でレイズ3BB
ちょいデブさん:ボタンからコール
<フロップ>
修羅男:ベット6BB
ちょいデブさん:コール
<ターン>
修羅男:「通常ならチェック。その後、打たれたらフォールド。しかし、これは確かめる必要有。」
修羅男:チェック
ちょいデブさん:ベット12BB
修羅男:レイズ28BB
ちょいデブさん:コール ←ここではケース1と違う反応が出ていました。
修羅:「ほう。これは明らかな違いがあった。」
<リバー>
修羅男:チェック
ちょいデブさん:チェック
<ショーダウン>
ちょいでぶさん:AQオフ
テル
相手の身体的なテルは、「深い呼吸により横隔膜あたりが動くこと」でした。この日、ちょいデブさんはボーダーの服を着ていました。緊張しているとき(つまり、ブラフをしているとき)は、呼吸が大きくなり、ボーダーの線の位置が横隔膜あたりで上下していることがわかりました。逆に、そこそこマジなハンドでドローがついているときは、呼吸は大きくならず一定でした。
( ̄ー ̄)ニヤ
ということは、今後のプレーで横隔膜あたりが大きく動いたときは、レイズすれば勝てるということになります。
その後のプレー
積極的にちょいデブさんとヘッズアップになる状況を作り、相手のテルが出るときはレイズし、テルができないときはフォールドを繰り返しました。特に、このお店は5万点・10万点のチップがプレートだったので、レイズするときは意識的にプレートを出すようにしました。プレッシャーをかけるためです。ちょいデブさんも狙われていることに気づき、ターンでこちらがレイズしたときに無理してコールをしているようなシーンもありましたが、それを読み切りこちらはリバーでオールインです。また、フロップでこちらが2ペアできたときはフロップから大きく打って降ろし、カードをショーするようにしました。ちょいデブさんに、ガチハンドでもレイズするところを見せることで、相手を心理的に追い込む作戦です。
結果、day2で大きくチップを増やすことができ、day3に進出することができました。
まとめ
テーブルでテルが出やすい人を探し、テルを断定するためにチップを投資したところが良かった点だと考えています。1ハンド単位でのリーディングも重要ですが、トーナメントは同じテーブルで何時間もプレーするので、ブラインドが小さい段階で情報を収集すると良いですね。
修羅男の理論としては、多くの人は自分の心拍数をコントロールできないと考えています。そのため、大きく打たれたときは絶対に相手の胸元を見るようにします。もちろん、自分がブラフをするときは胸元を隠します。ブラフじゃないときは、意図的に胸筋を動かすこともありますw