ルール

テキサスホールデムのカードの組み合わせ(役)と強さ

 

本記事ではテキサスホールデムのカードの組み合わせ(役)と強さを紹介します。

 

テキサスホールデムは5枚の コミュニティカード と2枚の ホールカード から5枚カードの組み合わせを選んで、強さを競うゲームです。カードの組み合わせ(役)による強さはもちろん、同じ役でも役を構成するカードの数字の強さ(カードのランク)によって強さが変わります

といってもルールは簡単で、覚えることも少ないです。役とカード単体の強ささえと覚えておけば全ての役の強さを判断することが可能です。

 

1.役の強さ

カードの組み合わせは役と呼ばれ、テキサスホールデムでは9種類の役が存在します。ポーカーの勝敗は、まず役の強さによって決まります。例えば、ワンペアvsツーペアの対決であれば、カードの強さに関係なくツーペアの勝利です。役ごとの強さは、弱い順で以下のようになっています。

ハイカード

他に何の役もできていない状態です。日本では「ブタ」や「ノーペア」と呼ばれる場合もあります。7枚のカードから5枚を選ぶ場合、役がハイカードとなる確率は約17.4%です。

ハイカードの例

上記の例では、役は「Aのハイカード」となります。

 

ハイカードの強弱は、最上位のカードのカードランクによって決まります。最上位のカードのランクが同一の場合はその他のカードの強さを比較します。

 

ワンペア

その名の通り同じ数字の組み合わせ(ペア)が1つできていると、ワンペアとなります。7枚のカードから5枚を選ぶ場合、役がワンペアとなる確率は約43.8%です。

ワンペアの例

上記の例では、役は「Aのワンペア」となります。

 

ワンペアの強さは、ペアとなっている数字のランクの強弱で決まります。

 

 

ペアとなっているカードのランクが同一の場合は、残ったカードのランクを比較して強弱を比較します。

 

 

ツーペア

その名の通り同じ数字の組み合わせ(ペア)が2つできていると、ツーペアとなります。7枚のカードから5枚を選ぶ場合、役がツーペアとなる確率は約23.5%です。

ツーペアの例

 

ツーペアの強さは、ペアとなっている2組のカードの内、大きい方のペアのランクの強さで決まります。

 

大きい方のペアのランクが同一の場合は、小さい方のペアのランクの強さを比較します。

 

スリー・オブ・ア・カインド(スリーカード)

 

同じ数字のカード3枚と数字の違う2枚のカードから構成される役です。「 トリップス 」や「 セット 」などと呼ばれる場合もありますが全て同じ役を意味しています。7枚のカードから5枚を選ぶ場合、役がスリー・オブ・ア・カインドとなる確率は約4.8%です。

スリー・オブ・ア・カインドの例

上記の例では、役は「Aのスリー・オブ・ア・カインド」となります。

 

スリー・オブ・ア・カインドの強さは、3枚揃っているカードのランクの強さで決まります。

 

3枚揃っているカードのランクが同一の場合は、次に強いカードのランクを比較します。

 

ストレート

ストレートは5枚の数字が連続したカードで構成される役です。Aのみ特殊で、10-J-Q-K-Aという形でのみK-Aをつなげた形で使用することが可能です。それ以外のケースではK-Aの間を繋げることはできません。例えば、J-Q-K-A-2はストレートではありません

 

全てのカードの スート が同じ場合は、上位の役である「ストレートフラッシュ」となります。7枚のカードから5枚を選ぶ場合、役がストレートとなる確率は約4.6%です。

 

ストレートの例

上記の例では、役は「Aハイストレート」となります。

 

ストレートの強弱は最上位のカードのランクによって決まります。

 

フラッシュ

フラッシュは同じ スート の5枚のカードで構成される役です。

 

5枚のカードが連続していた場合は、上位の役である「ストレートフラッシュ」となります。7枚のカードから5枚を選ぶ場合、役がフラッシュとなる確率は約3%です。

 

フラッシュの例

上記の例では、役は「Aハイフラッシュ」となります。

フラッシュ同士の強弱は、ハイカード同様に構成するカードランクの強弱によって決まります。

 

フルハウス

フルハウスは同じ数字のカード3枚と、それとは違う数字のペアで構成される役です。7枚のカードから5枚を選ぶ場合、役がフルハウスとなる確率は約2.6%です。

フルハウスの例

上記の例では、役は「Aフルハウス」となります。

フルハウス同士の強弱は3枚のカードのランクの強弱で決まります。

3枚のカードのランクが同一の場合は、残る2枚のカードのランクを比較します。

 

フォー・オブ・ア・カインド(フォーカード)

フォー・オブ・ア・カインドは同じ数字が4枚と違う数字1枚で構成される役です。「クアッズ」と呼ばれる場合もあります。7枚のカードから5枚を選ぶ場合、役がフラッシュとなる確率は約0.17%です。

フォー・オブ・ア・カインドの例

 

フォー・オブ・ア・カインドの強弱は4枚の数字のランクで決まります。

 

4枚の数字が同一の場合、残りの1枚のカードのランクによって決まります。

ストレートフラッシュ

 

ストレートフラッシュは5枚の数字が連続した同じ スート のカードで構成される役です。ストレートと同様にAのみ、10-J-Q-K-Aという形でのみK-Aをつなげた形で使用することが可能です。特に10-J-Q-K-Aのストレートフラッシュを「ロイヤルフラッシュ」や「ロイヤルストレートフラッシュ」と呼びます。ロイヤルフラッシュはテキサスホールデムで最強の役です。

 

7枚のカードから5枚を選ぶ場合、役がストレートフラッシュとなる確率は約0.03%です。

 

ストレートフラッシュの例

ロイヤルフラッシュ

 

ストレートフラッシュ同士の強弱はストレート同様に、最上位のカードのランクによって決まります。

 

2.カード単体の強さ(カードランク)

テキサスホールデムの勝敗は役の強さによって決まりますが、役の強さが同じだった場合は、役を構成するカード単体の強さ(カードランク)によって勝敗が決まります。

 

カードランクは、単体ではAが一番強いカードで、2が一番弱く3~Kのカードは数字の大きさに応じて強くなっていきます。

 

また、スート(ハート、スペードなどカードの柄)による強さの違いはありません。

 

 

カードと役の強さはゲームの基本ですので、しっかりと覚えてゲームに臨みましょう!

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