内容
これは、日本のポーカー会におけるビックニュースでしょう!Poker Youtuberのじぇいそるさんが、書籍を出版します。発売日は2021/9/29です。
有名なポーカープレイヤーが本を出版するのはWSOP優勝者の木原直哉さん以来ではないでしょうか(間違っていたらすみません。)
2021/09/29追記 書籍が発売され、実際に購入して読了したので書評を追記しました。
書籍情報
出版社名 | 辰巳出版 |
著者名 | じぇいそる(著・文・その他) |
発行年月日 | 2021/09/29 |
ページ数 | 192ページ |
価格 | 定価 1,600円+税 |
192ページだと、おおよそ1~2時間で読める分量だそうです。普段本を読まない人も、この機会に買ってみましょう!
追加情報!
電子書籍版も出るそうです。
本の内容(予想)
<Amazonでの本の説明>
日本人プロポーカープレイヤーの先駆者! 15年間、海外で勝ち続けているポーカー常勝無敗人生を書籍化!
「カジノのディーラーになりたい」という思いからマカオへ。
そこからポーカーを学び、世界のカジノでポーカーのみの収益で生活をしている、ラスベガス在住のプロポーカープレイヤー「じぇいそる」。15年間続けているポーカーは、彼にとっての「職業」と言える存在だが、世界のカジノでどのようなルーティンを送っているのか――。
また、勝ち続けているからこそ説得力のある「勝てるポーカー理論」とは――。
ラスベガスでのリアルな1ヶ月収支日記から、その答えが明らかとなる。ポーカープロ第一人者、生涯勝ち額1億円超え、月単位での負けなし、そして現在は大人気ポーカーYoutuberとして活躍している彼の、15年間に及ぶ波乱万丈なポーカー人生が丸裸となっている、ポーカーファン必見の一冊だ。
<予想>
ここからは、完全に筆者の予想です。
192ページだと、細かな戦略の話はないような気がします。
じぇいそるさんがポーカーを始めたきっかけや、モチベーション、マインドが記載されていると想定しています。
戦略情報はネット上(修羅ポ上にも)にたくさんありますが、プロで成功されている人のモチベーションやマインドは、ご本人と話してみないとなかなか分からないと思うので、これは貴重な1冊になると思います。
本の表紙にも「ポーカーで生きるための必読書」と書かれているので、全てのポーカープレイヤーは読むべき本だと思います。もちろん筆者も予約しました。
【2921/09/07 夜追記】
本の内容は、こちらで紹介されてました。動画をクリックすると本の紹介のところから再生されます!
プレゼント企画
上の動画でアナウンスされていた内容です。抽選で5名の人に、サイン入りの書籍がもらえるそうです。じぇいそるさんのサイン入り!絶対欲しいですよね!
<対象ツイート>
動画おそくなりました。
ギャンブル狂いの妹とポーカーカジノ旅に行ってきました。
書籍「職業ポーカープレイヤー カジノを職場にする生き方」についても触れています。
※RT対象Tweethttps://t.co/7DB2i2qM1q pic.twitter.com/93IRDks3A0
— じぇいそる (@jaysol_brothers) September 7, 2021
<応募方法>
上記のツイートをリツイート!
9/29追記 書評「職業プロポーカープレイヤー カジノを「職場」にする生き方」
じぇいそる氏の「職業プロポーカープレイヤー カジノを「職場」にする生き方」が発売されたので、早速購入し読了しました。文庫本版でページ数208ページと読みやすい内容となっています。
超人でなくていい、天才でなくていい ポーカーで稼いでいくために必要なことが学べる本
ポーカー歴15年、日本にまだプロポーカープレイヤーという概念自体が存在しなかった頃から一線で稼ぎ続けてきたじぇいそる氏の書籍デビュー作となる本書。
度々語られる氏のメッセージの最も秀逸な点は、一握りの天才や超人、じぇいそる氏のようにポーカーが人生の中心にあり尋常ならざる努力を積み重ねてきたトッププレーヤー以外であっても「ポーカーで稼げるようになる」ためのエッセンスが学べる点にある。
本書は最高レートのテーブルでひりつくような時間を過ごし憧れのトッププレイヤーとしのぎを削るための技術や知識を教えてくれる本ではない。
むしろ、自分がストレス少なく稼げる環境を作り、それを維持していくためのマインドセットが学べる本であるだろう。
そしてそれは、ポーカーのプロとして生計を立てる人というよりは、むしろそんな圧倒的な存在を見上げる「普通の」プレイヤーにこそ読んでほしい内容だ。
これまでにないタイプの「ライブ」ポーカーで「稼ぐ」ためのスキル・マインドセットが学べる本
本書の構成として前半約40%がポーカーで稼げるようになるためのマインドセットが語られており、じぇいそる氏の月間スケジュールなどと合わせて肉付けされる形となっている。
稼ぐためのスキルと言っても、本書ではいわゆるポーカーの戦略やプレイに関する話は殆ど深堀りされない。
逆にこれまで語られることが少なかった観点で、15年間の実践経験から語られるリアルな考え方が本書の魅力だ。
自分の力量を正しく把握する・勝てる場所で戦う・メンタルをコントロールする・人的ネットワークの構築・時間の活用術・コンディション管理など他のスポーツにも通じる話から、プロやポーカー上級者を見極める方法、フィッシュ(カモ)を探す方法、逃さない方法などライブポーカーでの長きに渡る経験からのリアルなノウハウが惜しげなく共有されている。
ネットの隆盛に加えコロナ禍の昨今の情勢を考えると氏のようなライブ・ポーカーの経験値をこれから参入する人が手に入れるのは生半可な努力では難しい。
しかし、その経験の部分をこの本を通じ少しでもショートカットできると考えると、特にライブポーカーで稼いでいく事を視野に入れているプレイヤーにとっては、良い投資と言えそうだ。
IR法案が可決され日本でカジノが一般に普及する日も遠くないだろう。その時、この本の「稼ぐ」ノウハウは必ずや周囲に差をつける一助となるだろう。
後半は日本プロポーカープレイヤー黎明期の貴重な体験談と、前半で紹介したマインドセットの土台となった経験が語られる
後半約60%では、日本で最初の世代のプロポーカープレイヤーであるじぇいそる氏がいかにして現在の場所へと辿り着いたのか、その半生が語られる。
マカオ編、セブ島編、ラスベガス編とワクワクする見出しが続くがその内容は波乱万丈。決して順風満帆とは言えない無いリアルな生き様が描かれ単純に回顧録としても面白い。
そしてこの第二章以降の内容は、第一章で紹介された「ポーカーで稼ぐために必要なマインドセット」の説得力をリアルなエピソードで補強するものとなっている。
リスクを取り飛び込んだ海外での生活や、事業での失敗体験などポーカールームの中だけ、ましてや座学で学んだ知識からだけでは決して得られない経験という名の財産を追体験できる。
2$-5$のポーカー卓で考えれば4BBにも満たない価格。
昨今の大副業時代、本書は専業のプロポーカープレイヤーになりたいという人のみならず、むしろ副業として「ポーカーでお金を稼ぎたい」という人であれば誰でも投資してみる価値がある内容だろう。