修羅への道

修羅男の修羅への道~挑発~

こんにちは。修羅男です。ポーカーの基礎知識を身に着けた皆さんであれば「次に何を学べば、より強くなれるだろうか。」と考えるのではないでしょうか。修羅男も、あれこれ試行錯誤をして、「どうにか次のレベルに到達したい。」と考えています。この記事では、修羅男が以前よりも強くなったと感じたときの気付きを記載します。参考になる内容があれば、ぜひ真似してみてください。

 

挑発とは

挑発という単語を見ると、相手を罵っているイメージがあるので、良い行動には見えませんね。しかし、別に相手を罵ることだけが挑発ではありません。相手のとの会話や何気ない独り言が相手にプレッシャーを与えるかもしれません。ここでは、修羅男が実践している内容を書きたいと思います。ホームゲームなので、気の知れたメンバーとやっているときの話なので、まったくの他人に行うのはよくないかもしれません。

特定のハンドで喋る

修羅男は、割とファストプレーをします。ターンやリバーでまくられるのが嫌なので、勝っているときにフロップでしっかり打つプレースタイルです。また、どちらかと言うとスモールボール戦略を好みます。コインフリップのような勝負よりも、着実にチップを増やしたいタイプです。

なので、良いハンドが入っているとき(セットやストレート)のときに、「コールしない方がいいよ。降りた方がいいよ。」と発言することが多いです。相手がフォールドしたときは、自慢げにカードをショーします。ここだけ見ると、おそらくただの下手なプレイヤーだと思います。ですが、修羅男的には、ここで2つのことを実施したと考えています。

①「修羅男が喋ったときは、強いハンドを持っている。」と相手(その場にいる全員)に意識付けできた。

②相手に「負けてるハンドでコールしなくてよかった。それもカード見せてくれたからすっきり。」という恩のような感情を与えた。

この2つを後のプレーで存分に活かします。

プリフロップでスーテッドコネクターでレイズして、相手がコール。フロップでAが落ちた時、「おっ来た来た~。」というような発言をした上で、CBを打ちます。相手のハンドがAXがあった場合はコールすると思います。ターンで引き続き大きくベットすると、相手に「キッカーで負けている可能性がある。ツーペアができたかもしれない。さっきも喋るときは良いハンド入っていたから、これは危ない。降りるなら今。」と思わせることができることがあります。もしくは、相手は「さっきカードショーしてくれたし、降りてもいいか。もしかしたら、このハンドも見せてくれるかもしれないし。」と思ってくれるかもしれません。

心理的な負荷について

挑発を入れることで相手に心理的負荷を与えられると修羅男は考えています。ここについて、詳しく記載します。

事前の仕込み

ナッツフラッシュを持っている状態でリバーでポットの1/3ほどのベットを打ちます。この時、「もちろんフラッシュ入っているよ。」と伝えます。相手がコールしたら、「ほら、フラッシュ入っているって言ったのに。人を信じないから~。」と挑発します(これは結構イラつかれるので言い方には注意です。)仮に相手がフォールドした場合であっても、カードをショーして「俺、本当のことしか言わないから。」くらいの挑発を飛ばします。

この時、割と大きな声で話すのがポイントです。相手(テーブルのプレイヤー全員)に"ナッツハンドの時に、喋った。"という事実を植え付けることが目的です。

実際のシュチュエーション

仕込みが終わった状態の話です。フラッシュもストレートも見えるようなボードで、リバーでこちらがオールインやポットベットを入れたとします。相手は、ツーペアを持っています。このとき、自分が何もしなければ、相手は「ブラフキャッチ」or「フォールド」のみを考えることになります。きっと、これまでのハンドだったり、プリフロップからの流れを考えるでしょう。

ここで、「もちろんフラッシュできているよ。オーバーフラッシュあるなら、コールすれば。」と言ったとします。この時、相手は「ブラフキャッチ」 or 「フォールド」以外に、

「これでコールして負けたら、恥ずかしい。悔しい。」

と考える可能性があります。なぜなら、さっき同じ状況があったからです。仮に相手が「ブラフキャッチ:50%」、「フォールド:50%」と考えているときに、この挑発のおかげで1%でもフォールドの確率が上がるのであれば、それだけで儲けものです。

フォロー

自分が相手に覚えておかせたい内容は、大きな声で話す。覚えておいて欲しくないときは、存在を消すことを心がけます。

例えば、上の状況で相手がフォールドしたのであれば、黙ってポットを取って、スマホを見るなり、トイレに行くなりします。相手は「えっカードを見せてくれないの?もしかしてブラフか?」と思うことでしょう。そのときに、"カードをショーしたくないわけじゃなくて、別の用があった。"と思わせることが重要です。つまり、「ブラフをした。」という事実を隠すことに専念します。

また、上の状況で相手がコールしたとします。そのときは、ショーダウンして、「ナイスコール」と小声で言って、気配を消します。これも「ブラフをした。」という事実を隠したいが一心です。

まとめ

ライブでポーカーをする以上、「会話」が相手の判断に影響を与える可能性は0ではありません。その会話を駆使して相手をコントロールするという戦略です。言葉だけで人を誘導するのは難しいのでショーダウンも交えて戦術を組むことが有効です。

 

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