カジノ映画で見かけるポーカー勝負のシーン。主人公がライバルに押されながらも最終的には逆転する!そんな展開が一般的には王道ですが、やはり結果がわかっていても手に汗を握ってしまいます。ポーカーでの駆け引きにはいくつかのパターンがあると言われていますが、中でも有名なのが「カウンティング」と呼ばれるストラテジーです。ポーカーシャークの皆さんは当然ご存じですよね。
現代のオンラインカジノでは、豪華な専用スタジオから生中継でゲームを進行する「ライブカジノ」が大盛況です。ポーカーデビューをライブカジノで果たす方もいらっしゃるかもしれませんが、その前にカウンティングについての理解を深めてみませんか?ここではポーカーシャークとしてのマストナレッジ「カウンティング」をご説明します。
カウンティングの基本は「出たカードを100%覚える」
効果的なシステムベッティングの一つと言われる「カウンティング(Counting)」は、まさに暗記力が勝負です。カウンティングは、基本的に出たカードの数字とスートを完全に覚えることから始まります。そうすると、次にめくられるカードがどの確率で、どんな数字が出るかをおおかた予想できるというものです。簡単に言えば、消去法のメリットを使って、出たカードを頭の中で省いていき、残りのカードを予想し、自分のハンドでどのような役を作ることができるかを計算するストラテジーとなります。
もちろん、カウンティングで次にめくられるカードを100%読みほどくことはできませんが、少なくとも出たカードはめくられることがありません。そのため、勝率を高める手法としては効果的だと言えます。
2倍4倍の法則を理解しよう
ポーカーにおけるカウンティングでは、「2倍4倍の法則」と呼ばれる定義が存在します。これは、最高の役を形成するために必要なカードの枚数とカードをめくる合計回数を掛ける手法です。
例えば、フラッシュを狙うという仮定において、ハンドに4枚のダイヤがあるとします。あと1枚のダイヤが来ればフラッシュ成立ですよね。ダイヤカードは全部で13枚(AからKまで)。すでに4枚が手持ちにあるため残りは9枚です。この時、ターン(4枚公開)なら、9x2で18パーセントの確率。フロップ(3枚公開)なら9x4で36パーセントの確率でフラッシュが完成するというシナリオです。
確率的にリーズナブルかどうかを判断するには、個人的な線引きが関係してきますが、勝ち負けでの大切な一枚を決めるベンチマークとしては大きな目安になると言えます。カウンティングを実施する際はこの2倍4倍の法則が軸となりますので、頭に入れておきましょう。
カウンティングは上級者向けのテクニック、練習は必須
カウンティングは言わずもがな「上級者」向けのテクニックとなります。このシステムベッティングに自信をもってゲームに挑むには、場数を踏んだ実践的な練習が必要になります。オンラインカジノのライブゲームでポーカーデビューする方も多いと思いますが、ぜひこのチャンスを借りて経験をたくさん積んでみましょう。
もちろん、デジタル型のビデオポーカーでも練習はできますので、ぜひトライしてみて下さい!ライブカジノでもRNGを搭載したビデオポーカーでも相手が機械が人かというだけで、ゲームルールや本質は変わりません。
カウンティングは、ポーカーのルールを余すことなく習得し、実際の勝負で多くの経験のある上級者向けのテクニックです。そのため、ビギナークラスのプレイヤーの方はひたすら練習を繰り返し、さまざまなパターンを実体験することが大切です。テーブルゲームの世界ではプロ・アマを問わず、凄腕のポーカーシャークがたくさんいます。そんなプレイヤーと同じテーブルをはさみ勝負に挑むわけですから、カウンティングを意識せず、また表情に出さずに「ポーカーフェイス」を貫く必要があります!このレベルになるには、一定の期間練習をして、鍛錬するしかありません。しかし、その暁にはある程度自分のプレイをコントロールできるようになってきます。
カウンティングはブラックジャックでも効果的
カウンティングは、テーブルゲームの王様ブラックジャックでも応用できます。むしろ、ブラックジャックの方が効果を最大限に発揮することが期待されているくらいです。
ところで、米国の名門MIT(マサチューセッツ工科大学)に実際にあったブラックジャックチームの歴史をご存じでしょうか?地頭の良いMIT学生や卒業生で結成されたブラックジャックチームは、カウンティングの技術を深くまで研究し、実際のカジノで驚くような成果を上げた伝統の秀才チームです。もちろん、カジノゲームに100%の正解はありませんが、勝利を効果的に導いた功績は今でも受け継がれています。
一時期はランドカジノでカウンティングの使用禁止が出るくらいの威力があったほどです。この間、カウンティングが使われていたかどうかはわかりませんが、もしかしたら、ポーカーフェイスでサラッと乗り切っていたのかもしれませんね。何はともあれ、ポーカーで有用なカウンティング技術を習得しておいて無駄はないでしょう。